大人買いした Arne

冊子のArne(アルネ)を知ったのは、まだ結婚する前、主人と一緒に住み始めた頃。
お互いの本が同じ本棚に並んだからだった。

この本好きなんだよねーと見せてくれて、パラパラとページをめくった時
まだ会ったことがないお義母さんの台所が目に浮かんだ。

イラストレーターの大橋歩さんの抜け感のあるイラストと、ふわっと気取らない生活。
一見はそうなのだが、実はそんなことは全くない。

普段使いの食器、キッチン道具に生活道具、長年愛用している靴や洋服たちなど、大橋歩さんが長い時を掛けて選び抜いた
「良いもの」が詰まった一冊で
丁寧な生活、そんな言葉はまだ無かったのだけど、まさにそんな感じ。

当時の私にはハードルが高いセレクトの数々に、なんて素敵な生活なんだろうって。
そして、この冊子が好きと言える旦那さんって(当時はまだ彼)のことを
なんて大人なんだ!と正直驚いた。
風貌からも意外(笑)
おそらく、幼少期にそういう日常を送っていたからだろう。


先日、古本屋で偶然見つけ大人買いした。

あの時より今の自分にしっくりくる。
休日にパラパラとめくっては
「良いもの」って、変わらないものなんだなと、改めて。 

Arneは私の永久保存版です。


アルネは大橋歩さんが企画、編集、写真取材をした冊子。
2009年12月15日発行の30号で終了しています。