デザイナーっぽく、かっこいいブログを目指していましたが早くも脱線。たまにこういう内容でもいいですよね。
私の心と体を作っていると言っても過言ではない大好きなもの。 今回は私のルーツでもあり大好物について書こうと思います。
私の好きなもの 「お肉」編
いつもよりも熱が入りそうな予感(笑)
1964年、東京オリンピックの年に石川県金沢市に開店したステーキ店があります。席数カウンターの8席。メニューはヒレステーキのみ。ご飯無し。
ステーキの店「ひよこ」
なぜステーキなのにひよこ?なのかという疑問は、是非店主に聞いて欲しい。 ノリよく話してくれると思います。私の父が。
そうです、私の実家はステーキ店を営んでいます。
お肉の偏愛っぷりについては、私の人生どこを切り取っても語れるのですが、今日は記憶の中でも幼少期のエピソードをひとつ。
通っていた保育園で親子参加のバス遠足がありました。お母さんと参加している親子が多い中、母が妹の出産を控えていたものですから父と参加した私。
山の麓にある広い森林公園だったと思います。芝生があり、遊具も何もないのに子供達は全力で走り回って遊ぶ、そんな遠足だったかと。
着く頃にはちょうどお昼になり、各々がシートを広げてお楽しみのお弁当タイム。
父が私に言いました。これを先生たちに渡してきて。
渡されたのは今でも変わっていない持ち帰り用のステーキの店ひよこと書かれた青い紙袋。走って先生方のところに届けます。日頃おてんば娘が2人お世話になっているので(姉も同じ園児)父からの差し入れですね。
これ、お父さんから。と伝えてまた走って戻ります。
なぜ走ったのか。紙袋に入っていたアレを見たからです。先生方がわぁーっと歓声を上げたあれステーキサンドイッチを!
(ビフテキサンドと呼んでいました)
食パンに分厚いステーキが挟んであり、パンに肉汁がいい具合に染みた部分が少し茶色になっています。バスの中でもバターと焼けたお肉のいい匂いがしていましたので、うすうす気がついていました。
父のところに戻って、いざお弁当タイム。
ところが!私たちのお弁当は、おにぎりや、タコさんウインナーなど、子供の遠足の定番、ビフテキサンドがありません。
店があるため、週に1度しか顔を合わせない父を独り占めでき、嬉しくて楽しみにしていた遠足よりも、私はビフテキサンドが食べられなかった方を鮮明に覚えている。
あっちの方が良かった、、、そう思ったのでした。
そんなこんなで、割とお肉は身近な食べ物だったので筋肉質で胃が強く、コレステロール値が高めな大人になり、家族で焼肉に行ったことがなくても不思議に思ったこともなく、20歳を超えてからデートで初めて焼肉を食べた時の牛タンがあまりに薄いことに衝撃を覚え、BBQをするのが大好きで、お肉の塊を焼くのが得意で、食いしん坊な人間になりました。
好きなお肉はヒレ、赤身。
特技、お肉の塊を焼くこと。
以上、私の好きなものでした。
父の話は度々出てくると思いますー。