ブランドを始めたきっかけ vol.4

vol.3では、出張先のNYで起こった出来事についてのお話でした。

ブランドを始めたきっかけ 「勘違いからのふつふつと湧き上がる感情」編


さて、大きな勘違いだったことに気がついていない私は
ちょっとしたチャレンジをしてみることにしました。

合同展示会に出展!

ファッション系の展示会など行ったことがないので、
バイヤーさんがどのように買い付けを行なっているか全く知らず
その場で販売もOK、プロじゃなくても出展可能な展示会に出展することに。
そうは言っても、相当な来場者があるビックサイトでの展示会でしたので
会社仲間に頼んで動画を作って貰ったり、棚を作ったり、、、。

そして、いざ始まりました。想像以上にすごい人。
目の前の帽子作家さんは、途切れることなく試着の接客と販売に大忙し。
私のブースは、、、
ちらっと目は合うものの立ち止まってはくれず、
たまに手に取り値段を確認してくれる人がいても、ささっと立ち去るパターンばかり。
結果、2日間の展示会で何も起きませんでした。

本当に何も起こらないんです。
手に取ってくれるけど、値段を見てすぐに棚に戻されてしまう。
鏡で見てもらうこともない。

代官山のお店でも売れた。
NYでも声をかけてもらった。
でもここでは何も起こらない、なんでだろう。

その日からしばらく自問自答、一人反省会が続きます。
通勤の途中、お風呂に入りながら、出展していたバッグを手にしながら。

そうして出した答えは、
バッグのクオリティと価格のバランスが合っていない、ということです。

代官山で売れたのは、素敵なお店を目指して行った方が何か買おうと思ってくれただけであって
コケットのバッグだから買ったわけではない。
むしろ、目指したお店に扱われているという、お店の信頼を借りてバッグがたまたま売れただけ。

NYでも、お金を出すとなったらどうだったかは疑問です。

さて、ここから猛烈に自分が悔しくなります。
浮かれていた自分にも腹が当たってきます。
当時、化粧品会社でブランドのマーケティングに関わることに従事していたのにこの有様。


自分のことなんて何も見えていなかった。
私のバッグはまだブランドにすらなっていない状況なんだ。
そうだ、私はまだ何者でもないんだ。

そして、私は大胆にも次の行動に動き出すのでした。